渡島地方の松前神楽

鹿部町 鹿部稲荷神社 宵宮祭2011

毎年欠かさず取材させてもらっております、鹿部町・鹿部稲荷神社であります。
比較的に、松前神楽のレベルが高い神社であると、私個人で思っている所でありますので、見逃す訳にいかないと思いつつ、毎年取材させてもらっています。
「うしみつ参り」から戻り、ひと寝して準備し、鹿部町まで1時間弱で行くので、休んでいました。
宵宮祭の開催の時間が、早いので行くともう宵宮祭の祭礼が始まっていました。
神楽奏上となり、まず最初に行われのは、「神楽始(かぐらそめ)」です。
神楽始(かぐらそめ)、神楽初とも書きます。
松前神楽に入る前に行われる、楽(笛・太鼓・手拍子)と神歌を神前にて、これから松前神楽奏上することを知らせるプロローグのようなものです。
鹿部稲荷神社 松前神楽 神楽初
神楽始(かぐらそめ)
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神楽舞いに入り、行われたのは、榊舞(さかきまい)、福田舞(ふくだまい)、鈴上舞(すずあげまい)、利生舞(りしょうまい)、十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)の五座が奏上されました。
榊舞(さかきまい)、幣帛舞(みてくらまい)、祝詞舞(のりとまい)とも云います。
その神社の宮司が朝夕玉垣内に参進して、神域を祓い清め、神拝して御幣を奉るという、神職の神明奉仕の姿を表した舞いであります。函館と近郊の町で行われる際には、松前神楽奉納となる時、斎主(その神社の宮司)が最初に舞われる舞いであります。
鹿部稲荷神社 松前神楽 榊舞
榊舞(さかきまい)
鹿部稲荷神社 松前神楽 榊舞
榊舞(さかきまい)終了後、御幣を振りお祓いが行われる
福田舞(ふくだまい)、跡祓舞(あとはらいまい)とも云います。跡祓舞(あとはらいまい)は、宵宮祭で獅子舞を行わない神社で、一番最後に行うことから跡祓(あとはらい)とも云います。四方の神々を拝し、祓い清めて干ばつ、暴水、火難の災いを除き、五穀豊穣を祈願する舞いであります。
鹿部稲荷神社 松前神楽 福田舞
福田舞(ふくだまい)
鈴上げ(すずあげ)、神子舞(みこまい)、乙女舞(おとめまい)とも云います。
天女の天降るさまを舞う神子(みこ)の祝福の舞いであります。
鹿部稲荷神社 松前神楽 鈴上舞
鈴上げ(すずあげ)
利生舞(りしょうまい)は、神々に初穂を献じ、 鎮魂を祈るため、 烏帽子、 狩衣、 扇、 玉鈴を持ち行われる二人舞いです。二羽散米舞(にわさごまい)の省略した舞いであると云われていまして、主に宵宮祭でしか見ることができない舞いです。
鹿部稲荷神社 松前神楽 利生舞
利生舞(りしょうまい)
十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)
十二回手が変わるというので、十二の手獅子舞と云われています。一年十二ヶ月を形どり、獅子幕も十二反使用するを本格とするのであると云われています。五方とは、東西南北と正中(真ん中)を祓い固め蝦夷鎮定、国土安穏を祈る様を表しています。
鹿部稲荷神社 松前神楽 獅子舞五方
十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)
鹿部稲荷神社 松前神楽 獅子舞五方
獅子に手を引かれる子供
明日渡御祭ということでありますが、天気が心配されます。雨の日の渡御は大変であります。
渡御祭は、都合上に行けないので取材はしませんが、数年前に取材して以来なので近年また取材したいと考えています。郷土芸能の大岩奴ももう一度確認したいと思います。
動画も撮ろうとしましたが、カメラが故障しており撮影できませんでした。
伝わるかどうかはわかりませんが写真的にも、少々とらえ方を変えてみました。
やはり少々疲れました。
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