寒中みそぎの2日目(1月14日)。
昨夜は遅くまで水ごりをしていたようだ。今日は、午後4時過ぎに会場に到着した。
昨夜から今朝にかけて、水ごりが行われているだろうし、正装で水ごりはしないので、午後から取材させてもらう。
昨夜の水ごりを午前1時過ぎまで拝見していたが、どうにも昨年に比べても、今年は水ごりの回数が少ないようだ。
今年の弁財天を務める久保さん
階段から降りてくる行修者
水ごりする行修者・左 別当(平野さん)・右 稲荷(村上さん)
水ごりする行修者・左 山ノ神(竹田さん)・右 弁財天(久保さん)
午後7時に行われる水ごりでは、この日のメインになる水ごりである。
正装をしての水ごりである。
水ごりが始まるまでは、囲炉裏の前にいて暖をとっている。ここで、行修者は水ごりのやり方や、どう乗り切るかを先輩方から聞いたりして、次の水ごりを待っている。1回水ごりをすると、水桶の水がカラになるので、水が溜まるまで時間がかかる。だいたい40分くらいで満水になるので水ごりはそれ以降、別当の判断で行われる。
この水ごりは、あくまでも身体を清めて、御神体を海で清める為の行為であると思われる。
多く水ごりしていた方が、本番である15日がラクらしい。
水ごりを待つ
正装し、拝殿から出る間際の1枚
相当寒そうだとか、キツイという言葉は行修者は言ってはいけないようである。水ごりの水は、以前は、佐女川の水で水ごりしていたようであるが、現在では水道水だそうで、一定の水温である。気温よりも、水ごりの水の方が暖かいのである。
水ごり
この時の水ごりは、イベントの1つとして行われていて、当然正装で行われる。もちまきや太鼓の披露などが行われて、この水ごりが行われてイベントが終了となる。
水ごりでも種類がある。水桶から他の行修者にかける水ごりと、1人で水桶から桶に水を入れかぶるのと、水桶から桶に入れられた水を他の行修者に少しずつちょろちょろとかける水ごりがある。この「ちょろちょろ」は、行修者にとってはツライ水ごりである。毎年見ているが、ゾクゾクと寒さが伝わる様子である。
水ごり風景・左 ちょろちょろ・右 1人水ごり
水ごりが終わり拝殿に戻り、神前で拝礼し水ごりが終わる。
神前での拝礼
水ごりの中でも少しだけ行修者が見せる表情があるので、そこを狙ってみた。
3回目の1人水ごりに入る前の表情
水ごり
本日しかないので、今晩も水ごりをするのではと思っていたが、あまり水ごりが行われないので帰る事にした。
この日は、明日の準備もあり行修者は早く休むと思われるのもあり、明日に備えてこちらも準備しようと帰宅した。