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北海道の郷土芸能

小樽市 松前神楽北海道連合保存会・合同公演 その2

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11月5日(土)小樽市マリンホールにて行われた、松前神楽合同公演の後半です。
ここで紹介する後半の神楽舞いは、福田舞(ふくだまい)、★太平楽盆舞(たいへいらくぼんまい)、山神舞(さんじんまい)、三番叟(さんばそう)、荒馬舞(あらうままい)、四箇散米舞(しかさごまい)、注連祓舞(しめはらいまい)、十二の手獅子舞・御稜威舞(じゅうにのてししまい・みいつまい)、獅子舞・五方(ししまい・ごほう)、獅子舞・鈴上(ししまい・すずあげ)・面足獅子(もたりしし)通称・佐々良(ささら)であります。
★太平楽盆舞は、松前神楽ではなく、越後太々神楽(えちごだいだいかぐら)であり特別に行われました。
福田舞(ふくだまい)、跡祓舞(あとはらいまい)とも云います。跡祓舞(あとはらいまい)は、宵宮祭で獅子舞を行わない神社で、一番最後に行うことから跡祓(あとはらい)とも云います。四方の神々を拝し、祓い清めて干ばつ、暴水、火難の災いを除き、五穀豊穣を祈願する舞いであります。(福島町松前神楽保存会)
福田舞
福田舞(ふくだまい)福島町松前神楽保存会
特別に行われた、越後太々神楽・太平楽盆舞(えちごだいだいかぐら・たいへいらくぼんまい)であります。
松前神楽ではないのですが、太々神楽は全国各地で行われている神楽ですので、北海道の開拓の入植者によって伝承されていると思われます。
★越後太々神楽・太平楽盆舞(えちごだいだいかぐら・たいへいらくぼんまい)
越後の国一の宮として古くから信仰を集め、新潟県唯一の大社として弥彦山に鎮座する彌彦神社には無形文化財である有名な太々神楽があります。今も尚この太々神楽は各地に散在し、各地方の祭典にも寄与され、1つ1つの御神楽にも越後の国らしい独特の情緒を表しています。
太平楽
越後太々神楽・太平楽盆舞(えちごだいだいかぐら・たいへいらくぼんまい)
★越後太々神楽・太平楽盆舞は、松前神楽ではありませんのでご注意下さい。
   


山神(さんじん)舞は、奥山の榊葉を持ち山神を表し、海鳥のしぐさを真似て山神にご覧になってもらい、おなぐさめ申し上げるというものであります。(小樽ブロック・寿都保存会)
山神
山神(さんじん)舞 小樽ブロック・寿都保存会
三番叟(さんばそう)は、背が低く、顔が黒く、精力絶倫にして健康長寿、正道徳行の翁が、才智多い子孫に恵まれ自身もまた長寿であることを喜び舞う、家門の隆昌、子孫の繁栄を祝福した舞いであります。(小樽ブロック・小樽保存会)
お祭りで行われる「三番叟」はどれも省略された「三番叟」であります。本来は、中合詞(ちゅうあいのことば)というセリフが入るのがあります。それは以前の後志で行われる合同公演で見たことがありまして、素晴らしい舞いであり、また見てみたいと思っていました。その詞は、立て板に水のように滔々と早口で語りまた舞いに戻ります。それが出来るのは、今では後志神楽会だけだと思われます。時間の都合上、カットされ行われなくなった部分は、復活させて欲しいと思われます。
三番叟
三番叟(さんばそう)小樽ブロック・小樽保存会
荒馬舞(あらうままい)、松前遊(まつまえあそび)、正前遊舞(しょうぜんあそびまい)とも云います。城内神楽の神楽修行の際に、たまたま藩主の機嫌が悪くこれを直さんと考え馬が好きな藩主の為に、馬術の様子を即興的に創り演舞したところ大変喜び、機嫌を直したと云います。(小樽ブロック・寿都保存会)
荒馬舞
荒馬舞(あらうままい)小樽ブロック・寿都保存会
四箇散米舞(しかさごまい)、三品舞、三種舞とも云います。
この舞はお目出度い時、新鳥居や新社務所が建てた等のその神社で、お目出度い時に行われる舞いであります。滅多に行われておりません。これは、南北海道だけの風習であるので、道南で見られるのは貴重であります。
最初が、折敷の手(四角のマスのようなものを持つ)で、次は、弓、剣、太刀つ続き、最後は3人で太刀を組んで行われる舞いであります。(松前ブロック保存会)
久々に、松前ブロックによる四箇散米舞(しかさごまい)が見れました。本当に滅多に行われない為に、お目出度い時と言わず、一定の時期に行って欲しい舞いであります。
四箇散米舞
四箇散米舞(しかさごまい)松前ブロック保存会
注連祓舞(しめはらいまい)、〆引(しめひき)、七五三祓舞(しめはらいまい)とも云います。白扇を四方四隅中央を祓い、真剣を抜き天井に十文字の縄を張った注連縄を切り払い、悪魔退散、国土安穏、千秋万歳を祝して舞われる舞いであります。(松前ブロック保存会)
いつ見ても、迫力のある舞いであります。いつもお世話にっている神職さんによる舞いでありますが、この広い会場でこの舞いを見られるとは思いませんでした。
注連祓舞
注連祓舞(しめはらいまい)松前ブロック保存会
ここから十二の手獅子舞のスタートです。
今年は仁木神社でフルに行われた獅子舞を拝見し、道南でも見れない獅子舞を見られました。御稜威舞(みいつまい)はいい舞いであり、何で行われないのだろうと思われるくらいの舞いで、定期的に行えないだろうと思われます。獅子舞は、小樽ブロックになっている、小樽保存会、神恵内保存会、小平町鬼鹿保存会、後志神楽会で行われました。
御稜威舞(みいつまい)、五方(ごほう)、鈴上(すずあげ)、佐々良(ささら)と流れて行きます。これで1座なんですが、壮大な舞いであります。
十二の手獅子舞・御稜威舞(じゅうにのてししまい・みいつまい)、獅子の上(ししのじょう)とも云います。白扇と真剣を使用し、悪魔退散、天下泰平を表した舞いであります。(小樽ブロック・小樽保存会)
獅子舞・御稜威舞
十二の手獅子舞・御稜威舞(じゅうにのてししまい・みいつまい)小樽ブロック・小樽保存会
十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)
十二回手が変わるというので、十二の手獅子舞と云われています。一年十二ヶ月を形どり、獅子幕も十二反使用するを本格とするのであると云われています。五方とは、東西南北と正中(真ん中)を祓い固め蝦夷鎮定、国土安穏を祈る様を表しています。(小樽ブロック・神恵内保存会)
獅子舞・五方
十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)小樽ブロック・神恵内保存会
十二の手獅子舞・獅子の鈴上(じゅうにのてししまい・ししのすずあげ)
獅子の手に鈴を持ち、鈴を振りつつ神の心をお慰めして、「神威あまねく点火に伊照り輝きけり」を祝う舞いであります。(小樽ブロック・小平町鬼鹿保存会)
獅子舞・鈴上
十二の手獅子舞・獅子の鈴上(じゅうにのてししまい・ししのすずあげ)小樽ブロック・小平町鬼鹿保存会
十二の手獅子舞・佐々良(じゅうにのてししまい・ささら)、面足獅子(もくそくしし)とも、「てんからこ」とも云われます。コミカルな楽に変わり猿田彦が登場し、暴猛な大獣獅子を手玉にとって遊び戯れ、平和な世の中を招く悪魔降伏の舞いであります。(小樽ブロック・後志神楽会)
佐々良は、猿田彦が登場し獅子を手玉に取る様が面白く行われています。いつも後志神楽会の佐々良は、楽しく見させてもらっています。本物だと感じられます。
獅子舞・佐々良
十二の手獅子舞・佐々良(じゅうにのてししまい・ささら)小樽ブロック・後志神楽会
閉会の挨拶は、松前ブロックの小本会長による挨拶されました。
小本さん挨拶
小本前会長による挨拶
会場にいらした方々も、神楽を見ると笑顔に変わります。人の心に馴染んだ、お神楽を感じてもらえたと思われました。
会場のお客さん
毎年行われている、小樽ブロックだけの合同公演会も素晴らしいが、ほとんどの保存会が集まったこのような光景を見ると、松前の御城神楽の再来とも思われるこのイベントは、有意義のあるイベントだと思われます。
もっとこの松前神楽が、北海道の人目に触れる機会を増やして欲しいと思います。
今年はこれで神楽の見納めであります。
来年の正月まで神楽を見る機会は無くなり寂しいですが、それはまた楽しみでもあります。
このイベントに足りないのは、檜山の松前神楽であります。全てを網羅した松前神楽の世界を知って欲しいです。

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